2010年7月14日

Ubuntu におけるウェブカメラのキャプチャ

Ubuntu でウェブカメラをキャプチャしてみた。

使用したウェブカメラは BUFFALO の「BSW13KM02BK」。 UVC と UAC をサポートしており、 USB 接続のみで映像のキャプチャだけではなく本体に内蔵されているマイクで音声も拾うことが出来る。その準備としてまず音声デバイスの設定から始める。

・音声の設定

現行の Ubuntu なら USB を接続するだけでデバイスを認識してくれる。メニューから「システム」→「設定」→「サウンド」を選択し、「ハードウェア」でウェブカメラの入力がサポートされていれば利用可能な状態。


次にオーディオの入力と出力を制御するプロファイルを設定。入力に使用するのはウェブカメラのマイク機能なので、それのデバイス選択。正常に機能していればマイクが音を拾うと入力レベルのゲージが上がる。マイクの感度は入力の音量を調節することで制御出来る。

出力のデバイスには PC で標準で使用しているデバイスを選択。  これらの制御は PulseAudio サウンドサーバで行われており、「入力」と「出力」のデバイスの組み合わせの設定だけでも簡単な音声の制御が出来るようになっている。音声設定はこれで完了。


・ウェブカメラの映像のキャプチャ

ウェブカメラの映像をリアルタイムでデスクトップ上に出力する。これを実現するためのソフトとして今回は「VLC メディアプレイヤー」を使用した。どんなプラットフォームでも何でも再生する素晴らしいプレイヤーとして有名だが、高機能で普通の再生以外にも色々な機能を備えている。このプレイヤーに備わっている「デバイスからのキャプチャ」機能を使用してウェブカメラの映像をデスクトップ上に出力する。メニューから「メディア」→「キャプチャーデバイスを開く」を選択。


キャプチャーモードを「Video for Linux 2」、ビデオデバイスに自分の環境がデバイスとして認識したウェブカメラのものを入力。ここでは「/dev/video0」。この VLC ではオーディオのキャプチャは行わないので空欄のままにしておく。正常なら「再生」ボタンを押すとカメラの映像が VLC で再生される。


・その他ウェブカメラ映像のキャプチャや編集に使えるソフト

Cheese Webcam Booth

GNOME のシンプルなキャプチャソフト。「特殊効果」をつけての「写真の撮影」と「動画の録画」が可能。ウェブカメラを使って簡単に写真や動画を撮ったり、シェアしたい場合に便利。

WebcamStudio

ウェブカメラやその他の映像ソースをキャプチャ・編集する機能がある動画編集ソフトの一つ。ウェブカメラ映像のキャプチャや編集を行いたい時に使えるツールだが、マシンスペックによっては思うように動作しない様子。 GetDeb リポジトリの含まれているのでソースを追加している場合は APT を利用してインストール出来る。

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